ウコンとは(歴史)”医食同源”の思想 History

ウコンとは

鬱金【ウコン】ショウガ科クルクマ属の植物(Curcuma longa L.)

ショウガ科の多年草。熱帯アジア原産。根茎から、長い柄をもった楕円形の葉を叢生する。
草丈50センチメートル内外。秋、花茎の先に、淡緑色の苞(ほう)に包まれた黄色の花を開く。
根茎は黄色染料や、健胃止血剤とする。黄染草。

歴史的背景
  • ・沖縄では琉球王朝時代よりウコンを専売品として、大阪や京都などへ輸出していた。
  • ・沖縄では、昔から、「二日酔いに効果がある」、「肝臓の薬」と言われ、日常生活の中で用いられてきた、身近な植物。
注目の素材
  • ・ウコンの色素成分であるクルクミンの効果に注目
  • 肝機能障害のある人の増加

ウコンの歴史

ウコンは琉球王朝の専売品だった

ウコンは、平安時代に中国大陸より琉球に伝わったことが始まりであると考えられています。

 十六世紀後半の琉球王国は薩摩藩の侵略によって その影響下に組み込まれていき、1609年には全く 抵抗も出来ずに降伏を余儀なくされています。
その後薩摩の圧制もあり、琉球王朝の財政は次第に 困窮し、その台所事情は悪化の一途をたどりました。
そこで財政危機に瀕した琉球王朝が考えた経済政策の一つとして、ウコンを専売品にするというものでした。
当時、ウコンがすぐれた薬効を発揮し、また染料としても幅広くつかえた物資であることが知れ渡っていたからです。

ウコンの歴史イメージ

 ウコンはもともと琉球の農民と薩摩商人との間で直接取引されていたものですが、王府はウコンを専売品にして薩摩に売れば多きな利益を得られると考え1646年からウコンの専売を開始しました。その結果琉球の農民から買い上げた何倍もの値段で薩摩に売ることが出来たことから、ウコンは利幅を大きく見込める収益率の高い商品となりました。

2500年以上にわたり研究され続けているウコン

ウコンは、紀元前600年の古典文献アーユルヴェーダーに血液浄化剤健胃剤として記載されています。
漢の時代、中国最古の医学書の中でも、ウコンは霊芝や高麗人参と共に上薬として分類されていたそうです。
現代においてもなお、その薬効は世界中で研究され続けています。

ウコンの種類と違い

今、日本国内では『ウコン』と言われているものには3種類あります。
春ウコン』と『秋ウコン』と『紫ウコン』の3種類あり、 それぞれに成分や使用目的に特徴があります。
一般的に言われるウコンは秋ウコン』で、 『春ウコン』『秋ウコン』は正式呼称が違います。
「ウコン」という同じ名前を持つが、それぞれに成分や 性質、所属科が違い開花の時期にちなんで名前が つけられています。

ウコンの種類と違いイメージ

それぞれの特徴と成分の違いについて下記をご覧ください。

ウコンの種類(表)イメージ

現在も注目される『クルクミン』の薬効を求めるのであれば秋ウコンが最良と言われます。
また春ウコン、秋ウコンに含まれる精油成分が解明されるにつれて、新たな薬効が評価されつつあり、その精油成分がクルクミンの薬効を高めてくれるとも言われています。